蛇にピアス

集英社文庫(日本)

金原 ひとみ

2006年6月30日

集英社

528円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

「スプリットタンって知ってる?」そう言って、男は蛇のように二つに割れた舌を出したー。その男アマと同棲しながらサディストの彫り師シバとも関係をもつルイ。彼女は自らも舌にピアスを入れ、刺青を彫り、「身体改造」にはまっていく。痛みと快楽、暴力と死、激しい愛と絶望。今を生きる者たちの生の本質を鮮烈に描き、すばる文学賞と芥川賞を受賞した、金原ひとみの衝撃のデビュー作。

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(24

starstarstar
star
3.61

読みたい

35

未読

17

読書中

1

既読

222

未指定

156

書店員レビュー(1)
書店員レビュー一覧

長江貴士

書店員

金原ひとみ「蛇にピアス」

--
0
2019年12月15日

みんなのレビュー (3)

かいかい

純文学?

starstarstar
star
3.5 2024年03月19日

このレビューはネタバレ要素を含みます全て見る

Readeeユーザー

(無題)

starstarstarstar 4.0 2021年08月14日

たまーに「この人にしか書けないな」っていう小説に会うけどまさにそういう話。 現代版「限りなく透明に近いブルー」っぽいなと思ってたら解説が村上龍で笑っちゃった。(しかもむちゃくちゃ絶賛してた)。なるほど。 これ20歳で書いてるのすごいな、、蹴りたい背中とダブル受賞なのものすごく納得。好きな小説かと言われるとまた違うんだけど切れ味があるというか鋭すぎて危険物みたいになっちゃってる小説が芥川賞とるべきだよなと思ってる。 ヤバイヤンキーかと思いきや普通の人っぽい臆病なところもあって、でもやっぱり普通じゃない、という感じがするんだよな、ルイもアマもシバも。刹那的、は簡単にまとめすぎだけどそういう言葉がしっくりくる。 あと舌ピはマジで痛そう、、スプリットタン、って舌ピをだんだん大きくしていって先端を切り離して分かれた舌を作る身体改造らしいんだけど(作中でルイはスプリットタンに魅せられてアマと付き合いはじめ、自分も舌ピをつけ拡張をはじめる)、読んでるだけで舌がゾワってした。痛いーーと思いながらつい読み進めてしまう文。

全部を表示

Readeeユーザー

(無題)

starstarstar
star
3.2 2021年06月20日

そこそこ面白かった。 主人公は何がしたいのか、どう生きたいのかわからない子で 人間味があって好きになった。 アマ殺されちゃったけど、殺した時の描写も見たかったように思う。シバさんのイカれっぷりをもう少し分として読みたかった気はする。

全部を表示
Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください