武士猿
集英社文庫(日本)
今野 敏
2012年5月31日
集英社
869円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
明治初期、琉球王朝の末裔として生まれた本部朝基は、王家に伝わる武術、手の実戦修行を繰り返していた。噂を聞きつけた猛者たちの挑戦を受け、鍛錬を積む日々。やがて拠点を内地へ移した朝基は、柔道やボクシングの使い手と他流試合を行うようになる。命のやりとりの中で“真の強さとは何か”を追求した伝説の唐手家が、生涯を掛けた戦いの果てに辿りついた真理とは…。武闘小説の真骨頂。
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パン阿弥
(無題)
今野敏の琉球空手シリーズ第2段。面白い。 第1段『義珍の拳』の主人公冨名腰義珍は実戦しない主人公で、空手小説ではあるがアクションというよりは思弁的な、作者の空手思想小説であった。 比べて本作の主人公本部朝基は、掛け試し(カキダミシー)という野試合をこなす実戦派であるが、前作を継いでいるのか、アクション全開悪い奴をぶっ飛ばしてスカっ!といった作品ではない。どちらかといえば落ち着いた空手ビルドゥングスロマンで、作者が琉球古流空手の実践者だけあって、琉球武士(ブサー)への共感と憧憬が伺われる落ち着いた作だった。
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