
鉄道員(ぽっぽや)
集英社文庫(日本)
浅田 次郎
2000年3月31日
集英社
814円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
娘を亡くした日も、妻を亡くした日も、男は駅に立ち続けたー。心を揺さぶる“やさしい奇蹟"の物語…表題作はじめ、「ラブ・レター」「角筈にて」など8編収録。第117回直木賞受賞作。(解説・北上次郎)
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まさか短編だったなんて
starstarstarstarstar 5.0 2020年09月28日
ぽっぽやは、映画から入った。
あれだけの長編作品なのだから、この1冊の本がまるまるそっくりぽっぽやなんだろうと、たかを括っていた。
まさか、50ページ足らずで終わるなんて。
それでも物語の深さ、登場人物の繊細な心の動きが表現されているのに感服した。
ぽっぽや以外の作品では、ろくでなしのサンタが好きだ。
無口で、1番軽い刑で済まされても良いような、北川。
これまで何度も悪さをしてしょっ引かれている三太。
北川が雑居房に入っている間も、おそらく変わりない生活(北川がシャバにいる時よりは、おそらく慎まやかな生活にはなっているであろうが)をしている北川の家族。
自分の母親を通して、家族の変わらない優しさに触れたサンタ。
ふと北川の家族にクリスマスプレゼントを送ろうと思いつき行動する。
根っからの悪者ではない、その繊細さに心惹かれる。
浅田次郎、面白い。
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Maritozzo
短編なのに映画 それだけ奥深い
初めて作品に触れた。映画にもなってるし、期待して読み始めたらまさかの短編。えっと思ったけど、じわじわくる切なくも優しい気持ち。時間をおいて他の短編も読んだが、どれも良かった。
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