私の犬まで愛してほしい

集英社文庫

佐藤正午

1989年6月30日

集英社

628円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

夕ぐれのベランダで、港に沈む陽を眺めながら、缶ビールをあけて考えるー。最初の小説を書きあげる決心をさせたスクリーンの女のこと。野球に明けくれた少年時代、諌早、佐世保、札幌と移り住んだ町のこと。息子の縁談に熱心な母のこと。「永遠の1/2」で鮮烈にデビューした新進作家の誕生から今までの全軌跡。乾いたユーモアとアンニュイな優雅さが魅力のオリジナル・ファースト・エッセイ。

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