坊っちゃん
集英社文庫
夏目漱石
1991年2月28日
集英社
286円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
学校を卒業したばかりの正義感あふれる“坊っちゃん”が四国の中学校に数学教師として赴任した。先輩の赤シャツや野だいこなど、偽善的な俗物教師たちを相手に“坊っちゃん”は大騒動をくりひろげる…。歯ぎれのよい文体とさわやかなユーモアあふれる本書は、漱石の作品中最も多くの読者に愛された小説である。
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もこりゅう
時代が変わっても人って変わらないなぁなんて思いつつ
今度、四国旅行いくっつーんで、松山を舞台とした夏目漱石の代表作である、「坊っちゃん」を読んでみた。たぬきや赤シャツ、のだやうらなり、山嵐など特徴ある人物が多く登場する。まぁ、現代にも似たような人はたくさんいて、時代が変わっても人って変わらないなぁなんて思いつつ読んだ。 夏目漱石は「こころ」「三四郎」と読んでおり、これら二つは悲しい恋物語であった。坊っちゃんは、恋とは無縁(?)の無鉄砲な若さあふれる男気のある男の話。読めば読むほど無鉄砲というか、後先を考えないというか、結構とんでもないヤツである。「こころ」を読んだときはとてつもない衝撃を受けたものだが、「坊っちゃん」はあっけない終わり方だなぁ。 今月は3冊。年間42冊かー。なんか不吉な数字だなぁ。でも、人生、宇宙、すべての答えでもある数字だからいっか。
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