
共喰い
田中慎弥
2012年1月31日
集英社
1,100円(税込)
小説・エッセイ
欲望は、すべて水に還る。少年たちの愛の行方と血のいとなみ。川辺の町で起こる、逃げ場のない血と性の濃密な物語を描いた表題作と、死にゆく者と育ってゆく者が織りなす太古からの日々の営みを丁寧に描いた「第三紀層の魚」を収録。第146回(平成23年度下半期)芥川賞受賞作。
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(無題)
芥川賞の授賞式の際に「断ったりして気の弱い委員の方が倒れたりしたら、都政が混乱するので。都知事閣下と東京都民各位のために、もらっといてやる」と発言して話題になったのがこの人だった。 17歳の少年・遠馬は、怪しげな仕事をしている父と、その愛人と暮らしている。川をへだてて魚屋を営む産みの母親・仁子さんの元に時々出かけては、近くの川で釣ったウナギをさばいてもらっている。父が性行為の間に女性を殴ることを仁子さんから聞き、自分にも父の血が流れているのではないかとおびえる遠馬。セックスと暴力をモチーフに閉塞感に満ちた日常を描いているのかな。 「第三紀層の魚」。「共喰い」に併録。こちらは少年と釣りをモチーフに日常を淡々と描く。
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