言の葉は、残りて

佐藤雫

2020年2月26日

集英社

1,815円(税込)

小説・エッセイ

第32回小説すばる新人賞受賞作。 選考委員・村山由佳氏 絶賛! 「遠い時代を生きる主人公たちの運命に、こんなにも胸かきむしられるとは。 新人離れした豪腕」 海沿いの地にある鎌倉幕府。 美しい景色とうらはらに、そこには陰謀、嫉妬、憎しみが渦巻いていた。 そんな中、若き三代将軍・源実朝のもとに、摂関家の姫・信子が嫁いでくる。 突然の縁談と異国の地に不安を覚える信子だったが、実朝の優しさと生まれて初めての海の匂いに包まれ、次第に心をゆるしていく。 一方の実朝も、信子が教えてくれた和歌の魅力に触れ、武の力ではなく言の葉の力で世を治めたいと願うようになる。 しかし、殺戮さえいとわない醜い権力争いが、ふたりを否応なく悲しみの渦に巻き込んでいくーー。 新世代の作家が描く、何度も心を揺さぶられる歴史恋愛小説。 【著者略歴】 佐藤 雫(さとう・しずく) 1988年、香川県生まれ。2019年、「言の葉は、残りて」で第32回小説すばる新人賞を受賞してデビュー。

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(10

starstarstarstar
star
4.04

読みたい

18

未読

1

読書中

0

既読

50

未指定

29

書店員レビュー(1)
書店員レビュー一覧

ひさだかおり

書店員@精文館書店中島新町店

言葉は残る。歌は残る。実朝の思いは言の葉となりて今もこの世にたゆたい続ける。

--
3
2020年02月27日

みんなのレビュー

レビューはありません

Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください