君は殺し屋

生島治郎

1987年6月1日

集英社

1,078円(税込)

小説・エッセイ

花村千次。ほっそりとした身体つき、女性的な顔立ち。力感というものがまったく感じられない美青年だが、顔に似合わぬ「殺し屋」志願?ニューヨーク大に留学中、美術商の父がヤクザに射ち殺され、復讐のために帰国した。日向政一。百万円の手付金で花村から、「殺し屋」のトレーニングを依頼された男。アダ名は“ヒグマ”。東竜会の組長を半殺しにし、刑務所から出所したばかりだった。標的は巨大組織、三星会の組長。日向は、“殺し屋レッスン”の第1章として、なぜか花村を、自分の愛人、美樹のマンションへ連れていく。ユーモラスで小粋なハードボイルド長編。

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