パンの鳴る海、緋の舞う空

野中ともそ

1999年1月31日

集英社

1,540円(税込)

小説・エッセイ

カリブ海にある独立国家トリニダッド・ドバコ島へ向かう機内で、マヤは様々なことを回想していた。なぜ自分が見知らぬ島に旅立とうとしているのか。なぜこれほどパン(スティールドラム)の音に魅かれてしまうのか。音楽出版社の同僚だったナルサワとの短い恋。音楽にのめりこみ、精神のバランスを崩して失踪した彼を忘れるために、ニューヨークにやってきたマヤは、電話を通じて地下鉄の車掌をしているグレゴリーを知る。暗い地下を日常とする男と愛に疲れた女は、トリニダッド島で落ち合う約束を交す。カーニバル前の熱気の中で、ふたりは純粋に向き合うが、マヤはパンの演奏のために島を訪れたナルサワと再会する。第11回小説すばる新人賞受賞作。

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