老残のたしなみ
日々是上機嫌
佐藤愛子(作家)
2000年3月31日
集英社
1,430円(税込)
小説・エッセイ
無言電話に怒り、援助交際に潜む無気力を看破し、孫のためのおとぎ話を読んで昔との解釈の差に愕然とする。どえらい女「サッチー」のテレビ番組に興奮し学校の荒廃に心を痛めるー。世を憂い、嘆き、そして怒る。それが私の老いの楽しみかもしれない。必殺仕置ばあさんの痛快な一撃。これまでの生き方がものをいうのが老後である。
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