君はフィクション
中島らも
2006年7月30日
集英社
1,540円(税込)
小説・エッセイ
2004年7月26日、中島らも氏が52歳の若さで急逝してから2年。その衝撃の死を悼む声は未だやまず、小説、アンソロジー、CD、DVD…死後も数多くの作品が出され、原作映画も、大ヒットした「お父さんのバックドロップ」に続いて、06年4月「寝ずの番」が公開され、好評を博している。没してなお、その存在感が増しているらも氏。本書は、遺作「酒気帯び車椅子」、絶筆「ロカ」と共に生前最後に手がけていた小説集である。幻想、不条理、愛、笑い、恐怖…。破天荒な想像力と感性、強烈な毒とユーモア。若き作家時代、ロックに熱中した青春時代を背景に描かれた自伝的作品、未発表作2編も含め、本書には作家中島らもの多面的な作風と魅力の全てが込められている。
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