新凍りついた瞳(め)
椎名篤子
2003年9月30日
集英社
1,540円(税込)
人文・思想・社会
一九九五年、虐待された子どもをテーマにした『凍りついた瞳』が刊行されたとき、おおきな反響を巻き起こした。その理由は、子ども虐待の実態があまりにすさまじかったこと、そして、その現状を世間があまりに知らなすぎたことが、社会に衝撃をあたえたのだった。その後、二〇〇〇年に「児童虐待の防止等に関する法律」が施行されたが、子ども虐待の事件はいまだに跡を絶たない。本作品は、児童虐待の現場からの子どもたちの悲痛の叫びであり、さらにその叫びを受けとめて、子どもを虐待から守ろうと懸命になっているひとびとの物語である。
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