1793
ニクラス・ナット・オ・ダーグ / ヘレンハルメ 美穂
2019年6月5日
小学館
2,200円(税込)
小説・エッセイ
重厚でスリリングな大型北欧歴史ミステリー 1793年ーーフランスでは革命の混乱が続き、その年、王妃マリー・アントワネットが処刑された。スウェーデンにもその空気は広がっており、前年1792年には国王グスタフ3世が仮面舞踏会の最中に暗殺されている。無意味な戦争と貧困にあえぐ庶民の不満と、王制への不信がマグマのように煮えたぎっていた。 舞台はそんな、混沌とした時代のストックホルム。秋のある日、湖で男性の遺体が発見された。腐食はしていないが、四肢は切り落とされ、眼球をくりぬれ、舌と歯も奪われ、美しい金髪だけが残されていた。結核に冒され余命幾ばくもないインテリ法律家と、戦場帰りの荒くれ風紀取締官がタッグを組んで殺人事件の謎を追うーー。 現代の洗練された美しい都市とはかけ離れた、貧しく、荒々しく、混沌とした18世紀のストックホルムをスウェーデン最古の貴族の末裔が大胆かつ繊細に描く、重厚でスリリングで濃密な、大型北欧歴史ミステリー!!
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toruo
(無題)
読了できていないので本来コメントする資格ないのかもしれませんが…。 フランス革命でルイ十六世とマリー・アントワネットが処刑された年でこちらも前年に国王グスタフ三世が暗殺され政情不安な状況にある1793年のスウェーデンが舞台。湖で凄惨な状態の死体が発見され、結核で余命いくばくもない法律家と片腕の元軍人が警察の委託を受けて捜査にあたる、という話...なのだけどグロテスクさと汚い描写に耐えられずリタイア。誉田哲也とかが好きな人には向いているかもしれない。関係ないのだけど作家のナット・オ・ダーグという名字、ナイト・アンド・デイという意味らしくスウェーデンでも最も古い貴族の姓なんだそう。どうでもいいことだけど。
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