日本の古典をよむ(12) 今昔物語集

馬淵 和夫 / 国東 文麿 / 稲垣 泰一

2008年8月25日

小学館

1,980円(税込)

小説・エッセイ / 人文・思想・社会

高僧から庶民まで、鬼や怨霊などから龍などの想像上の動物まで、あらゆる生とあらゆる喜怒哀楽が織り込まれた平安末の代表的説話集より、著名な説話を厳選。その豊穣な世界に魅せられた芥川龍之介は、「羅生門」「藪の中」「鼻」「芋粥」「六宮の姫君」などの傑作を生み出したが、これらの原話もすべて収録。また、若い僧に恋した女の執念が蛇となり、鐘に隠れた僧を焼き殺す道成寺の話など、有名説話が勢揃い。鬼と化した僧に魅入られた皇后が天皇の前で痴態を繰り広げる話や、盗賊の女首領とおぼしき女に鞭打たれながらも惹かれていく嗜虐・被虐の話など、その描く世界の広がりは現代小説をも超える。説話の大宇宙を味わえる1冊。

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