虚国

香納諒一

2010年3月31日

小学館

1,980円(税込)

小説・エッセイ

それは「ちっぽけな田舎町の、ちっぽけな事件」のはずだった…。この国の様々な場所で、長い間ずっと繰り返されてきたことが、この町でも起ころうとしている。廃墟の撮影に訪れた元探偵のカメラマン、最愛の女性を殺された地元紙記者。人間の業の渦に巻き込まれ、失意の内にも男たちは光を求めようとする。行きつく先は絶望か、希望か。

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