ガラパゴス 上

相場 英雄

2016年1月26日

小学館

1,540円(税込)

小説・エッセイ

現代の黙示録『震える牛』続編! 警視庁捜査一課継続捜査担当の田川信一は、身元不明のままとなっている死者のリストから殺人事件の痕跡を発見する。不明者リスト902の男は、自殺に見せかけて都内竹の塚の団地で殺害されていた。 遺体が発見された現場を訪れた田川は、浴槽と受け皿のわすかな隙間から『新城 も』『780816』と書かれたメモを発見する。竹の塚で田川が行った入念な聞き込みとメモから、不明者リスト902の男は沖縄県出身の派遣労働者・仲野定文と判明した。田川は、仲野の遺骨を届けるため、犯人逮捕の手掛かりを得るため、沖縄に飛ぶ。 仲野は福岡の高専を優秀な成績で卒業しながら派遣労働者となり、日本中を転々としていた。田川は仲野殺害の実行犯を追いながら、コスト削減に走り非正規の人材を部品扱いする大企業、人材派遣会社の欺瞞に切り込んでいく。 【編集担当からのおすすめ情報】 ハイブリッドカーは、本当にエコカーなのか? 日本の家電メーカーはなぜ凋落したのか? ガラパゴス化した現代日本の矛盾をえぐり出す、 危険きわまりないミステリー!

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ひさだかおり

書店員@精文館書店中島新町店

(無題)

0
2020年01月16日

みんなのレビュー (2)

Readeeユーザー

(無題)

2025年02月03日

ハイブリッドカーは、本当にエコカーなのか?日本の家電メーカーは、なぜ凋落したのか?メモ魔の窓際刑事、再臨場!警察小説史上、最も最酷で哀しい殺人動機。ガラパゴス化した日本社会の矛盾を暴露する、危険極まりないミステリー。

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toruo

(無題)

2022年05月12日

ミステリ仕立てだけど、どちらかというと社会問題告発の書。 未解決事件の追跡調査をしている窓際刑事が自殺として処理された男の死を他殺と見抜く。 この刑事のまさに地を這うような地道な捜査から、男が派遣労働者として工場を転々としていたことがわかり、殺人動機を追求するうちに巨悪の存在に行き当たる、というもの。いっとき派遣労働者の過酷な状況が大きく取り上げられ社会問題となったがその文脈のなかにある作品。正直息苦しくなるような話だが窓際に追いやられている地道な刑事が巨悪を突き止めるカタルシスで救われる。 個人的には第一志望の一流企業〜品川にあるソラー電子(笑)〜を人に譲って学校から推薦を受けられなくなったから派遣労働者になる、というのは極端な気がして引っかかったのと、悪の人材派遣会社がパーソナルってそれ大丈夫なのか、という点が気になった。口入屋が社会的地位を持ってる国っていうのは変だと強く思うけど。

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