
始まりの木
夏川 草介
2020年9月25日
小学館
1,760円(税込)
小説・エッセイ
『神様のカルテ』著者、新たなステージへ! 「少しばかり不思議な話を書きました。 木と森と、空と大地と、ヒトの心の物語です」 ーー夏川草介 第一話 寄り道【主な舞台 青森県弘前市、嶽温泉、岩木山】 第二話 七色【主な舞台 京都府京都市(岩倉、鞍馬)、叡山電車】 第三話 始まりの木【主な舞台 長野県松本市、伊那谷】 第四話 同行二人【主な舞台 高知県宿毛市】 第五話 灯火【主な舞台 東京都文京区】 藤崎千佳は、東京にある国立東々大学の学生である。所属は文学部で、専攻は民俗学。指導教官である古屋神寺郎は、足が悪いことをものともせず日本国中にフィールドワークへ出かける、偏屈で優秀な民俗学者だ。古屋は北から南へ練り歩くフィールドワークを通して、“現代日本人の失ったもの”を藤崎に問いかけてゆく。学問と旅をめぐる、不思議な冒険が、始まる。 “旅の準備をしたまえ” 【編集担当からのおすすめ情報】 シリーズ330万部のベストセラー『神様のカルテ』著者、最新作! カバーイラストは、 『むぎわらぼうし』『ルリユールおじさん』で知られる 絵本作家・いせひでこさんにお寄せいただきます。
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ナミ
大学で民俗学を学ぶ学生の話
大学院に進み准教授から旅の支度をしたまえと言われたらすぐに荷物をまとめる。どこへ何をしに行くのかなど語らない先生のおともだ。足を痛めた先生は杖を付いてゆっくり歩くそして飛行機にもエスカレーターにも乗らない。地に足をつけて電車で移動する。先生と自分の荷物を持ち長時間電車に乗るのも後ろを付いて歩くのも大変なのだが、何が見られるのがワクワクしているのも事実だ。何のために民俗学があるのか主人公はまだ答えを持っていなかった。
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