転がる検事に苔むさず

直島 翔

2021年8月27日

小学館

1,760円(税込)

小説・エッセイ

第3回警察小説大賞受賞で鮮烈デビュー!! 夏の夜、若い男が鉄道の高架から転落し、猛スピードで走る車に衝突した。自殺か、他殺か。戸惑う所轄署の刑事課長は、飲み仲間である検事・久我周平に手助けしてほしいと相談を持ちかける。自殺の線で遺書探しに専念するが、このセールスマンの周辺には灰色の影がちらついた。ペーパーカンパニーを利用した輸入外車取引、ロッカーから見つかった麻薬と現金ーー死んだ男は何者なのか。交番巡査、新人の女性検事とともに真相に迫る。 ◎推薦コメント これが検事の世界か! 新人とは思えない安定感。 ーー今野敏氏 窓際検事の逆転劇に刮目せよ。 これがリアルな検事像だ。 ーー相場英雄氏 私が被疑者なら、久我検事に担当してほしい。 ーー長岡弘樹氏 これは本物! とんでもない実力派が現れた! 成熟の筆づかいに風格さえも感じさせる。 追いかけるほどに謎が膨らむ展開も見事だが、 内なる炎をたぎらせて正義を貫く職業人の矜持が突き刺さる。 一途な想いは家族や仲間たちにも変化をもたらし、 たったひとつの真実が心の奥底を揺るがせる。 ーーブックジャーナリスト内田剛氏 人情をもって悪を照らし出す。 心に泌みる本格検察ミステリー。 【編集担当からのおすすめ情報】 著者は、元検察担当の現役記者です。豊富な取材経験と知識をもとに描かれた捜査や取調べのリアリティは、警察小説大賞選考会でも選考委員を唸らせました。令和の検察・警察ミステリに新たなる地平を拓くこと必至です! プロローグ 第一章 川辺の検事 第二章 人事案 第三章 とり急ぎ、雷 第四章 赤提灯 第五章 ボニーのささやき エピローグ

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ひさだかおり

書店員@精文館書店中島新町店

検察から見た警察、警察から見た検察、その両方の視点が交差して物語が立体的に浮かび上がる

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2021年08月31日

みんなのレビュー (1)

バッハ

🐶life(人生)の中にif(もし)がある❢

starstarstarstarstar 5.0 2021年09月06日

📝新人作家発掘!ストーリー展開もエピソードの挿入も好ましい。かなり面白い。 続編の刊行予定があるということで今から楽しみだ。 それにしても桔梗の花びらが光合成をやるとは!初めて知った。 🎖️第3回警察小説大賞

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