TOKYOオリンピック物語

野地 秩嘉

2011年2月7日

小学館

1,980円(税込)

ホビー・スポーツ・美術 / 文庫

東京オリンピックを支えた人々の感動秘話 柳井正ファーストリテイリング代表取締役会長兼社長絶賛!「その時僕は十五歳だった。格好良くて光り輝く日本の未来を見た。あのチャレンジ魂と日本復活へのヒントがこの本にはあふれている」(帯より)。 日本の復興と繁栄を世界に知らしめた東京オリンピック。この東京大会を成功させるために集められた人々の知られざる熱い人間ドラマを描いたのが本作品。 登場する人々(一部):市川崑(映画督)、宮川一夫(キャメラマン)、黛敏郎(作曲家)、亀倉雄策(デザイナー)、谷川俊太郎(詩人)、高峰秀子(女優)、植木等(俳優)、村上信夫(帝国ホテルシェフ)、飯田亮(セコム創業者)。 選手村食堂で1万人の選手の食事を作った村上氏。アメリカ軍の兵士を起用して陸上のポスターを作った亀倉氏。黒澤明監督が降りて映画『東京オリンピック』の監督に抜擢された市川崑氏。同映画制作に尽力し、河野一郎大臣宅に乗り込んだ高峰秀子氏。アベベを撮るためオープンカーで前代未聞の活躍をしたカメラマン達・・・・。15年に渡る徹底取材。日本がオリンピックに参加して百年目の本年、東京オリンピックがなぜ成功したのかが解る、読み応えのある作品。 第一章「赤い太陽のポスター」 閃光1962年3月31日/3案目が採用/30回ものスタート/太陽のポスター/グラフィックデザイナー志望/敗戦後の仕事/日宣美からオリンピックへ/竹田宮の来訪/幻の東京大会/シンボルマーク/あれが僕らの仕事/広報マンと記録映画 第二章「勝者を速報せよ」 オリンピック直前/歴史上初の記録集計/幼稚園児の気持ち/開発とテスト/革命/コンピュータの活躍 第三章「一万人の腹を満たせ」 選手村の食事/料理長奮闘す/コンソメとローストビーフ/「塩を加えろ」/調理システムの始まり 第四章「民間警備の誕生」 飛び込み営業/無線機を割賦で/チキンテリヤキ20yen 第五章「記録映画『東京オリンピック』」 市川崑の起用/紆余曲折/初動/キャメラマン、スタートラインにつく/市川と亀田/4年に一度の祭典/映画スタッフの開会式/撮影本番/恐れたフライング/やぐらの上で赤面/世紀の大レース/ シボレーのオープンカー/号砲/アベベとコーラ 第六章「ピクトグラム」 才能と才能の出会い/絵文字の元祖/真夜中のコピー/職人とのコンビネーション 第七章「宴の遺産」 映画公開/和田夏十の編集力/試写/高峰秀子の尽力/オリンピックから遠く離れて/記録映画の行方/システムの登場 エピローグ 整頓された町/亀倉雄策と昭和

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