保育園義務教育化

古市 憲寿

2015年7月1日

小学館

1,100円(税込)

小説・エッセイ

もし保育園が義務教育になったら…? 『もしも保育園が義務教育化されたなら…』 子供の学力は向上し、児童虐待は減少し、景気も向上? もう世界では始まっている!! 社会学者・古市憲寿が提言する、母や子供、日本を救う少子化対策! 「保育園義務教育化」はただ少子化解消に貢献するというよりも、社会全体の「レベル」をあげることにつながる。良質な乳幼児教育を受けた子どもは、大人になってから収入が高く、犯罪率が低くなることがわかっている。 同時に「保育園義務教育化」は、育児の孤立化を防ぐ。今の日本では、子育ての責任がとにかく「お母さん」にばかり背負わされている。 子どもが電車や飛行機の中で泣くことも、学校で勉強ができないことも、友だちと起こしたトラブルも、何かあると「お母さん」のせいにされる。 だけど、本当は育児はもっと社会全体で担ってもいいもののはずだ。しかも子育て支援に予算を割くことは経済成長にもつながる。いいことずくめなのだ。 (本文より) はじめに 「お母さん」が「人間」だって気づいてますか? 第1章 「お母さん」を大事にしない国で赤ちゃんが増えるわけない 第2章 人生の成功は6歳までにかかっている 第3章 「母性本能」なんて言葉、そもそも学術用語でもなければ根拠もない 第4章 少子化が日本を滅ばす 第5章 草食男子が日本を滅ぼすというデマ 第6章 女性が今、社会から待望されている 第7章 0歳からの義務教育 【編集担当からのおすすめ情報】 本書を出版するにあたり、東京で子育てする「お母さん」「お父さん」に本書を読んでもらいました。 「乳幼児期の教育がもっとも人生の成功に影響するという、ノーベル賞を受賞されたヘックマン博士の考察には、驚いてしまいました。今すぐ義務化して欲しい。」 (3歳児の父) 「3歳児神話の欺瞞など、知らなかった部分が明らかになり面白く読めました。すでに導入しているハンガリーの例や、検討中のフランスの状況など含めて、『なにこれ、マジ神じゃね?』ってくらい食いついてしまいました。これができれば最高じゃないですか!! 預ける後ろめたさが消えて、追い詰められての虐待も減るのでは。これが実現したら日本の育児状況が変わりますね!!」 (6歳児、0歳児の母) 「まさか古市さんの本を読んで、泣いてしまうとは思いませんでした。『「お母さん」というだけで「人間」扱いしてもらえなくなる異様な状況』に怒り、『「女性」ではなく、「国」が悪者になるべき』『「お母さん」だけに責任を負わせるな』と言ってくれるのが、まさか古市さんなんて!(笑) 夫とか姑とか色んな人に読んでもらいたい。実現して欲しいです!とても!!!!」 (2歳児の母)

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