解剖
小学館文庫
荒俣宏
1999年7月1日
小学館
806円(税込)
美容・暮らし・健康・料理 / 文庫
街を背景に、ポーズをとりながら、筋肉を一枚一枚剥いでゆく筋肉男や骸骨男。16世紀イタリアのヴェサリウスが考案したこの奇怪な図像は、オランダのアルビヌスへと受け継がれ、歩く死体=ゾンビが、初期解剖図譜のパターンとなった。これは西洋の解剖図が、医学用のみならず、美術用でもあった、という理由による。やがて18世紀、オランダのダゴティの登場によって、解剖図譜は一変する。彩色が施され、女性の裸体や胎児がそこには描かれていた。かくして解剖図譜は、科学的資料をこえ、グロテスクな幻想性をおびて花開いた。
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