
千利休の謀略
小学館文庫
谷恒生
1999年12月31日
小学館
701円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
本能寺の変が起こった天正十年を振り出しに、清州会議、賤ヶ岳の合戦、小牧・長久手の合戦から九州平定を経て、第三の覇者である徳川家康がその真価を発揮するまでのあいだ、信長が利休の頭の中に残したであろう国家構想を喉から手が出るほど知りたい秀吉と、その秀吉の天下統一に手を貸しているかに見え、その実、彼を破壊の渕に追いやろうとする利休との水面下の頭脳戦が、虚々実々の駆けひきをもって進められてゆく。
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