安倍晴明(2)

陰陽宮

小学館文庫

谷恒生

2000年5月31日

小学館

586円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

御堂関白(藤原道長)が法成寺の建立現場を訪ねたとき、白犬が吼えて関白に警告した。この意味を晴明が占ったのである。ふところから紙を出して、鳥に変えて飛ばし、ついに左大臣藤原顕光に頼まれて道長呪殺を企てた道摩法師をみつけだす。この道摩法師が、地元の播磨で書かれた『峯相紀』にいう芦屋道満なのである。道満は敗れて播磨に追放された。別の伝説ではなおも播磨の佐用郡で呪詛しつづける道満を追って、晴明みずから播磨に乗りこみ、壮絶な呪術合戦をくりひろげたといい、今でもその遺跡が残っている。

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