吉良の言い分(上)
真説・忠臣蔵
小学館文庫
岳真也
2000年11月30日
小学館
649円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
浅野内匠頭長矩は眼を異様に血ばしらせ、腰の小刀をぬいたかとみるや、「おのれ、上野。このあいだの遺恨、おぼえたるか…」大声で叫び、義央の肩先に斬りかかった。かの有名な忠臣蔵の悪役、吉良上野介は実は、地元では温厚な名君であったという。上杉藩から迎えた妻・富子とのなれそめを初め、知られざる上野介の姿と言い分を描き、松の廊下での刃傷事件の意外な真相に迫る話題のベストセラー、遂に文庫化。
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