台湾海峡から見たニッポン

小学館文庫

酒井亨

2004年8月31日

小学館

523円(税込)

人文・思想・社会 / 文庫

日本人はなぜ「中国下手」なのか。台湾人はなぜ中国と対等に発言できるのか。巨大な市場を有し、二十一世紀経済の核と目される中国。しかしそこには、国内の矛盾を覆い隠し、大国の脅威をもって周辺諸国に君臨しようとする帝国主義の影が見え隠れする。中国人犯罪の増加や露骨な反日行動にもかかわらず、弱腰外交を繰り返す日本。一方、強硬に「同一国家」を主張する大中国と対峙しながら、粘り強く、したたかに、自らのアイデンティティを主張する台湾。日本は今こそ台湾に学ぶべきではないか。台湾発、新世紀の「脱亜論」がここにある。

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