
鴨川食堂
柏井 壽
2015年5月8日
小学館
627円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
京都発! 思い出の「味」、捜します。 第一話 鍋焼きうどんーー番おいしかったものにもう一度出会うのは難しい。 窪山秀治は数年前に妻を亡くし、定年後に新たな伴侶と巡り会った。彼女は秀治の大好物だけうまく作れないという。 第二話 ビーフシチューーープロポーズされたレストランが思い出せない!? 師走に入ると、京の都もせわしない。二人の老婦人が、55年の食を求めて看板もない食堂に入っていった。 第三話 鯖寿司ーーおいしさに勝るのは、思い出というスパイス。 総理大臣である岩倉友海が探しているのは、50年も前食べさせてもらったおやつがわりの品だった。 第四話 とんかつーー“おいしい”の一言を、忘れる料理人はいない。 大分でピアノ教師をしている広瀬須也子の元夫は、京都でとんかつ屋を開いていたが、余命三ヶ月だという。 第五話 ナポリタンーーおいしいものを食べると、泣けてくる。 浜松に住む女子大生・美月明日香が探しているのは、祖父が旅行先で食べさせてくれた黄色いスパゲティだった。 第六話 肉じゃがーー男のソウルフードは、おふくろの味。 六本木ヒルズ在住の実業家・伊達久彦は、亡き母が作ってくれた肉じゃがを食べてみたいという。 【編集担当からのおすすめ情報】 柏井壽氏は、数々のTV番組や雑誌の京都特集を監修し、京都ガイドやエッセイの著作は、どれもベストセラーとなっています。本作は、誰もが必ず持っている食の思い出を、京都という「おもてなし」の街の空気に乗せた、涙なしでは読めない温かな物語です。読んだあと、家族の食卓、父の背中、母の手料理を必ず思い出すはずです。 作中に出てくる和食、そのほかの料理の美味しそうなこと! 一冊で六食味わえます!お得です!
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鴨川食堂1冊目
それぞれの思い出のメニューを探す短編集。 目的のメニューが、そこまで高級なものではなく、過去の思い出であるので、ある程度想像できてしまうので、共感しやすいですね。 しかし流はもと刑事の料理人てことですが、あれだけの料理を再現できるって、いつそんな修行というか経験を積んでいたんですかね。そのあたりは続編で語られていくのでしょうか。 それにしても、鴨川食堂で最初に提供されるおまかせの定食は魅力的ですね。依頼がある度に同じように描かれていますが、毎回食べてみたいなぁと思わせます。 それと、批判というわけではないのですが、こいしの役割がいまいちよくわからない…所長の肩書きいるかなぁ。
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