
夜ごとの揺り籠、舟、あるいは戦場
森 瑤子
2015年6月5日
小学館
605円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
森瑤子復刊第二弾は大人の官能を描く衝撃作 小説家の私は、末娘の夜尿症などの問題行動を機に、半年ほどセラピストとの対話を続けていた。「母がしてくれなかったことを、自分の子供たちにしてあげよう」。そう思いながら子育てをしてきたがうまくいかず、家族との不協和音に自身の精神状態も追い詰められていた。夫との関係もずいぶん前から冷え切っていた私は、夫婦の再和合を目的に、南国の地へ旅に出かけるが、その旅先で夫と「情事」や女性の「性」について問答してしまう。セラピストとの会話を反芻し、現地の男とのエロティックな対話を経て、私は家庭内の問題や自身が抱える心の暗闇の原因に、幼少期の体験があったと気づき……。妻、母、そしてひとりの女として「性」と向き合い、自己を解放していく姿を大胆に描く。また1980年代当時にあたり前として認識されていた「あるべき母親の姿」を、真っ向から破壊した本書。既成の価値観にとらわれず、女の本能に切り込んだ革新的小説! 【編集担当からのおすすめ情報】 人気漫画家・エッセイストの柴門ふみさんが、熱烈に推薦する一冊。ご自身の作品にも影響を与えた森瑤子作品だという本書に、ロング特別解説を寄稿してくださいました。時を経てなお輝きつづける森作品の魅力を徹底解剖してくれるこの特別解説も、素晴らしい読み応えです。
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