読んでいない絵本

山田 太一

2015年6月5日

小学館

715円(税込)

小説・エッセイ / 人文・思想・社会 / 文庫

“東京には得体の知れない悪がひそんでいる”-一九五〇年代と現在の東京を往還し幻想的な物語が展開する「あの街は消えた」と「読んでいない絵本」、老人の白昼夢のような時間を描いた「少し早めのランチへ」-傑作短篇小説三篇に加えて、ビジネスマンの一日に流れ込む一瞬の幸福と死を切り取った二篇のショートショート。さらには、好評を博した俳優座の名舞台、家族の再生を描いた傑作戯曲「黄金色の夕暮」。大きな反響を呼んで、芸術祭優秀賞と菊島隆三賞を受賞したテレビドラマ「本当と嘘とテキーラ」。多彩な作品を一冊にまとめた魅惑の山田太一ワールド。

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