華夏 時をかける皇子
美波 フユ
2020年5月8日
小学館
594円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
中国の遺跡を旅していた連城愁哉は、現地で店を営む朝井侑次郎という青年と出会う。しかしその直後、愁哉は事故で瀕死の状態に。次に目覚めたときには、古代中国にも似た謎の大国“華夏”の少年皇子・廉愁になっていた。廉愁皇子は十六歳の誕生日を前に呼吸が止まり、死人寄せの術で蘇生したのだという。どうやら愁哉はその際に、自らの意識を保ったまま廉愁となってしまったようだった。しかも目の前には朝井とよく似た男・李鳳麗がいる。廉愁として生きるほかなくなった愁哉は、皇子の周囲のきな臭い状況と、その誕生の秘密を把握し始めるが…。
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