たまもかる 万葉集歌解き譚
篠 綾子
2020年10月6日
小学館
759円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
しづ子の歌の師匠でもある賀茂真淵の家に泥棒が入った。しづ子と助松、それに弟子である加藤千蔭に真淵が打ち明けたのは、『万葉集』を狙ったのではという。三日前、将軍家重の弟である田安宗武にご進講した際、真淵は自分のではない万葉集を持ち帰っていた。そこには、ひらがなだけで書かれた万葉集十二首と、干支と漢数字だけが記された三行の不可解な符牒が残されていた。助松たちが葛木多陽人と謎を解き明かすと、幕府を揺るがす大きな陰謀が明らかになる。そして、多陽人の許には田沼意次が訪れていた。謎解きと万葉集が両方楽しめる、好評シリーズ第二弾!
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