春風同心十手日記〈三〉 悪党の娘

佐々木 裕一

2022年6月7日

小学館

726円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

弱った心を踏みにじる奴はこの刀が許さねえ 最近、町人を騒がせている盗賊一味ーー笹山の閻僧。 定町廻り同心の夏木慎吾は、ここひと月ばかり奴らを追うのに必死で、奉行所で寝泊まりすることも多い。 つい先日押し込まれた漆問屋では、女子供までが皆殺しにされた挙句、金もすべて盗まれたという。 しかし、火付盗賊改方からの報せでは、「大店ばかりを狙い、店の者が気付かぬうちに、潰れぬ程度の金を蔵から盗み取る」のが、笹山の閻僧の流儀らしい。 なぜ、急に変わったのか? まさか偽物が跋扈しているのか? とはいうものの、「笹山の閻僧の盗みである証に、笹の葉の墨絵を一枚柱に打ち付け、印として残していっている」との報せもあり、混乱した慎吾たち奉行所の探索は難航を極めていた。 血も涙もない押し込みに江戸市中が震えるある日、慎吾が持ち場の高級料亭・松元で働くおもよの前に、行商の元締めをしている平次が姿を現した。 「松元の金蔵のありかを、絵図にしてほしいそうだぜ」 平次が言うには、おもよの父親・金五郎の手伝いらしい。 思いも寄らない真実を耳にしたおもよはーー。 手に汗握る、人気絶頂の捕物活劇シリーズ第三弾! 【編集担当からのおすすめ情報】 「公家武者信平」「浪人若さま新見左近」シリーズで超絶人気の著者が筆を執った、捕物帳の白眉! ぜひご覧ください!!

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