偶然屋(2)
闇に揺れるツインテール
七尾 与史
2021年8月6日
小学館
770円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
その強さには偶然ではない理由があった 偶然を演出するプロがいるーー。そんな都市伝説を聞いたことはないだろうか? JR錦糸町駅から徒歩数分、古びた雑居ビルの中にある「オフィス油炭」。表向きは探偵事務所だが、ここに持ち込まれる相談は少し変わっている。 この日の依頼は「出会いの演出」。それも人気映画と全く同じシチュエーションで“たまたま”二人がすれ違うというのがクライアントからの要望だ。 アクシデントディレクターの水氷里美は、社長である油炭の指示のもと、かわいいけれど超強い女子中学生・クロエとともに難易度の高いミッションに挑む。 一方、クロエは日本中の優秀な子どもたちを集めて行なうという政府プロジェクトのメンバーに選ばれる。しかし、プロジェクトの裏には偶然屋にとって因縁の相手である“仏”の影が見え隠れして……。 悪魔のような男の手により、またしても惨劇は起こってしまうのか!? 大人気ミステリー、待望の続編!!
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