長島忠義 北近江合戦心得(〈二〉)

井原 忠政

2023年7月6日

小学館

759円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

「三河雑兵」と対をなすお家再興戦国物語! 「ええか、浅井家を復興したくばワシに忠誠を尽くせ」 浅井旧臣で弓馬の名手・遠藤与一郎は、於市を通じ秀吉と取引をしたーー長政の遺児を匿ってもらう代わりに、羽柴家のため働く。ただし、足軽からの登用である。 早速与一郎は、朝倉方を即裏切った守護代への不満と一揆の機運が高まる越前への潜行を言い渡される。元山賊の郎党・弁造と共に奮闘する最中、信長が三度目の長島一向一揆討伐を発令。今度は秀吉の弟・長秀の麾下三百人に組み込まれ、長島に急行することに。長秀は、兜武者を十人倒せば与一郎を士分にしてやると言うが……。 織田勢十二万と一揆勢十万が対峙する伊勢湾、命運をかけた大激戦が始まる! 忠義一途、再起奮闘の戦国物語、第二弾。 弓の名手、遠藤与一郎。読む者の心さえ射貫く。 新たな合戦絵巻の始まりに、胸が踊ること間違いなし! ーー今村翔吾氏 【編集担当からのおすすめ情報】 「三河雑兵心得」と対をなす「北近江合戦心得」シリーズの第二弾が登場! 昇り調子ゆえ人手不足に悩まされる秀吉に、重用される即戦力の旧浅井衆はいわば「エリート転職組」。そんな中、浅井家への忠義を貫き通した行動をとった与一郎だけは、足軽から身を立てていかねばなりません。 しかし、「忠義を貫き通した」からこそ旧浅井衆から英雄視される与一郎を、秀吉もそのままにはしておくわけがなく……。 秀吉の「無茶振り」に必死で応える与一郎の姿に、現代社会を生きる我々も共感してしまうこと間違いなし。 その他にも、 ・与一郎と男勝りの女猟師・於弦との恋の行方は……? ・石田三成との「忠義」を巡る談義 ・織田家臣オールスター揃い踏みの、多島海のような河口で繰り広げられる長島一向一揆との大合戦! 読みどころ満載です。

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