県警刑事(デカ)

小学館文庫

森詠

2002年6月30日

小学館

628円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

「勘ピューターか、時代遅れだな」河川敷に上がった全裸死体の捜査会議で、“流し”の犯行の可能性を指摘した老刑事の主張に、課長の腰ぎんちゃくの主任が皮肉った。そして、刑事部長は責任の逃れられる裁定を下す。だが、現場百回の地道な聞き込みを続ける老刑事が行き着いた意外な真相は…(「梅雨の終り」)。事件解決に邁進する刑事といえども、一人の人間として、恋愛や昇進の苦悩、家庭問題などを抱えて生きている。本書は、栃木県警捜査一課を舞台に、地方社会の病巣と、人生の焦燥を抱える刑事群像を描く、異色の連作短編集である。

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