霧の中のエリカ
なぎさの媚薬5
小学館文庫
重松清
2008年8月11日
小学館
544円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
わたしね、殺されちゃうかもしれないんだよねー。クリスマスイヴの夜、エリカは確かにそう言った。その二カ月後、高校一年生の邦彦は、想いを寄せていた幼なじみの彼女の死を知る。いつもはにかむように微笑んでいたエリカ。中学で人が変わったようにすさんでいったエリカ。そして殺された後まで凌辱されたエリカ…。邦彦は“過去に戻れる媚薬”を求めて夜の渋谷で伝説の娼婦・なぎさと出会う。再会したエリカは、男たちの妄想と欲望にされされながら、なおも邦彦を信じてくれたー。男と女の哀しい性を描く傑作官能小説シリーズ第五弾。
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