ジェローム・ロビンスが死んだ
なぜ彼は密告者になったのか?
小学館文庫
津野海太郎
2011年11月30日
小学館
722円(税込)
小説・エッセイ / エンタメ・ゲーム / 文庫
『踊る大紐育』『王様と私』『ウエスト・サイド物語』…。ブロードウェイ、ハリウッドで数々の名作を生んだ巨匠として知られる振付家ジェローム・ロビンス。実は彼は、かつて赤狩りの標的となった末に、同志八人を名指しした「密告者」だったー。一九九八年夏、彼の訃報に触れた著者はそこで初めてこの事実を知る。なぜ彼は密告者となったのか。やがてその背景に、人種、同性愛といった、当時の米国ショウビズ界が抱える問題が見えてくる。平成二十年度芸術選奨文部科学大臣賞受賞の傑作ノンフィクションが待望の文庫化。
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