口中医桂助事件帖 江戸菊美人
和田 はつ子
2011年11月30日
小学館
607円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
志保が、父親の殺害をきっかけに桂助の元に来なくなって半年が経っていた。寂しくなった“いしゃ・は・くち”だが、歯の治療だけではなく、事件の解決を求めて訪れる人たちもいた。桂助は、湊屋松右衛門から後添えにする約束をしていたお菊がなぜ死体で発見されたのかを調べて欲しいと頼まれた。お菊の親友であるお奈津から、米問屋の山形屋につき合っている男がいたと言われる。その男佐吉から話を聞いた桂助は、悲劇の真相に迫っていく。表題作の「江戸菊美人」ほか全四編。鋼次や本橋ら仲間と奮闘する桂助の活躍を描く、人気書き下ろしシリーズ第十二弾。
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