土地の神話
猪瀬 直樹
2013年2月6日
小学館
785円(税込)
科学・技術 / 文庫
いま、我々がごく当たり前に受け入れている電車通勤のライフスタイル。その背景には、東京の都市開発をめぐる理想と挫折の物語があった。渋沢栄一をプロデューサーに、息子・秀雄がロンドン近郊の田園都市をモデルに計画した街づくり。それはひとりの男によって、鉄道敷設の野望へと変わっていく。関東大震災からの帝都復興の掛け声のなか、張り巡らされていく私鉄網。東京という特異な街がいかにして出来上がっていったかを、東急グループ創始者・五島慶太を軸に徹底検証。東京と日本人の自画像を描いた、『ミカドの肖像』に続く近代日本論の秀作。
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(無題)
ハワードの田園都市を理想とした開発だった田園調布。五島のエゲツない鉄道網の延伸とそれに付随した宅地開発。今に続く近代的都市開発の黎明期事情。
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