『ぴあ』の時代

掛尾 良夫

2013年4月5日

小学館

628円(税込)

文庫

起業の先駆『ぴあ』創始者の熱き闘いと青春 1972年7月、映画好きのある大学生の熱い気持ちから、ある一冊の雑誌が生まれる。「どこの映画館でどんな作品を上映しているか、そこへ行く道順が誰でもわかるように書かれていたらどれほど便利だろうか」。上京して大好きな映画を観て回るときに切実に感じた”思い”を形にしたのだ。そんな思いを共有し、「なんだかわからないけど面白そう」と集まってきた仲間たちによって『ぴあ』は形をなし、魂が吹き込まれていく。書店に置いてもらうまでの苦労、人々に認知されるまでの道のり、そして情熱と縁が生み出す、会社としての発展…。その後、『ぴあ』はだれもが知る雑誌となり、チケットぴあも生まれ、ぴあ社は日本のカルチャーを代表する会社となっていく。そんな、時代とともに歩んだ『ぴあ』は2011年7月休刊。そのすべてをあますところなく書ききった熱いビジネス書。そして、何よりフィクションより数倍面白い圧倒的でリアルな人間ドラマが心に迫る一冊です。 【編集担当からのおすすめ情報】 ビジネス書であり、人間ドラマ。そして、この本を読むことは昭和から平成へのカルチャーをリアルに感じることでもあるのです。懐かしい映画や人名の数々。誰もが思わずその時代を、その時代を生きていた自分自身を懐かしく思い出すに違いありません。また、今回の表紙は『ぴあ』といえば、の及川正通氏。貴重な1冊です。解説は泉麻人氏。文庫のタイムマシンに乗って、昭和〜平成のノスタルジックツアーを満喫してください。

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長江貴士

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掛尾良夫「「ぴあ」の時代」

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2019年12月15日

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