夜叉の恋路
鏡花あやかし秘帖
小学館キャンバス文庫
嶋田純子
1996年10月10日
小学館
501円(税込)
ライトノベル
あまりにも激しい愛は、時として人を狂わす。そして、愛する相手の肉を喰らい、鬼と化す-。明治の帝都・東京。文明開花を謳歌するこの都で、夜な夜な起こる連続猟奇殺人事件は、人々を恐怖のどん底におとし入れた。新米編集者の香月真澄は、当時、天才と謳われた人気作家、泉鏡花の担当となった。ハンサムだが、一風かわったこの天才作家は、どうやら“物の怪”が見えるらしい。二人は事件に興味を抱くが、その背後には、哀しい愛の物語があった-。文豪・泉鏡花が物の怪探偵として登場、名推理が冴え渡る。
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