
マイダスタッチ 2
〜内閣府超常経済犯罪対策課〜
ガガガ文庫
ますもと たくや / 人米
2016年12月20日
小学館
652円(税込)
ライトノベル
劣化する通貨とは。新たな経済犯罪に挑む。 国民ナンバー制度の導入以降、経済格差が拡大した日本。 その環境下で生まれた「マイダスタッチ」と呼ばれる経済異能。 それに伴う異能経済犯罪に対抗するために、専門捜査部署・エイプスが正式に発足した。 彼らが犯罪を追う日々のなか、閑静な住宅街の一角にある豪邸で、一人の老人の腐乱死体が見つかった。 その捜査の中で、若きエイプス職員・水町袈裟郎は富豪たちの間で蔓延しはじめたという奇病の情報を得る。 身体の一部が壊死しはじめ、いずれ死ぬが、自身の保有している財産を使い切ればそれが治る、という奇妙な病。 一方、エイプスの設立などと重なり、経済弱者によって形成された出も団体・イージスの活動が活発化し始める。そのイージスから、死んだ老人の元に届いていたという一通の脅迫状。その捜査線上にあがった、黒野雨彦という学生。彼は「自由貨幣」と呼ばれる新しいお金の研究をしていたという。 自由貨幣ーー時間と共に劣化するというお金とは……? 経済格差を是正しようという良心が、いらぬ悲劇を呼びこんだ。 大富豪の令嬢かつ女子高生捜査官の一万田こがねと、ドケチな水町袈裟郎のコンビが送る、異能経済クライムシリーズ第二弾!
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