ホタルイカは青く光る

小学館の図鑑NEOの科学絵本

阿部 秀樹

2021年7月7日

小学館

1,430円(税込)

絵本・児童書・図鑑

日本の海にいる、不思議で美味しい生き物 日本の海に、とっても不思議なイカがいるって知っていますか? 富山湾ではホタルイカが名物、ホタルイカ漁がさかんに行われています。 漁船が網をしかけた場所に到着すると、漁師さんが網を引き上げ始めます。 船の明かりを消してもらうと…… 網の中が、青い小さな光でいっぱいです! ホタルイカは、ふだんは水深200メートルをこえる深海でくらしています。 それが、富山湾では毎年3〜5月の夜になると、メスが産卵のために海面近くにやってくるのです。 ホタルイカには、もうひとつの不思議があります。 それは、産卵を終えたホタルイカが、深い海にもどれずに、海岸に大量に打ち上げられてしまうのです。 この現象は「ホタルイカの身投げ」とよばれています。 そのようすは、まるで青い光の波がおしよせてくるようです。 産卵におとずれるホタルイカは数百万匹。 それぞれがたくさんの卵を生みます。 おとなになれるのは、その中のわずかですが、次の世代はしっかり残されていて、また翌年の春にもどってくるのです。 街のすぐ近くの海で、毎年くり返される、ホタルイカの不思議な現象を通じて、人と生き物の関わりを考える写真絵本です。 【編集担当からのおすすめ情報】 とても美味しく、私も大好物のホタルイカですが、どんな生き物なのか、改めて勉強になりました。 「食材」としてのホタルイカ、「生き物」としてのホタルイカ。ホタルイカの知識が満載の写真絵本です。 食卓で、海辺の自然観察で、ぜひご覧いただけたら幸いです。

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(2

starstarstarstar
star
4.45

読みたい

0

未読

1

読書中

1

既読

15

未指定

12

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー

レビューはありません

Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください