チェアウォーカーという生き方

私は車椅子で歩く。昨日も、今日も、明日も

小学館101新書

松上京子

2009年12月31日

小学館

814円(税込)

小説・エッセイ / 人文・思想・社会 / 新書

20代半ばに思いがけずチェアウォーカーとしての旅をはじめたが険しくて前に進めないと思っていたのは最初だけ。恐れずに少しずつ歩いていくと、道は平坦ではないにしろ、いや実際、起伏に富んではいたが、とても楽しいものだった。チェアウォーカーとしての旅は、小さきもの弱きものに優しさを向けることや、今、一瞬の大切さを知ること、まわりの人々への感謝の気持ちなどを教えてくれた。足で大地を踏みしめなくても、どんな歩みであっても人生は、生きるに値するものだと教えてくれた。

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