高機能自閉症児を育てる
息子・Tの自立を育てた20年の記録
小学館101新書
高橋 和子
2010年6月1日
小学館
814円(税込)
小説・エッセイ / 人文・思想・社会 / 新書
3歳8か月で話し始めた息子が京大生になるまで T君は、環境考古学の研究者高橋さん夫妻の長男として1986年に生まれました。自閉症という問題を抱えていたために、母の和子さんはT君と全力で向き合いながら、特殊教育の専門家になり、その成長と療育の様子を3歳からビデオ記録として残します。これは世界初の貴重な学術的療育記録になりました。 和子さんは専門家としての立場からT君の成長に合わせて「家庭でできるソーシャル・スキル援助表」「学校での説明用の文例」「中学校での教科別支援マニュアル」を作り、実際に使用して論文にまとめて発表ということを続けてきました。 「このままでは3歳になっても話せるようにならない」と言われたT君は、現在京都大学大学院前期過程在学中です。 100人に1人と言われる発達障害を持つ人のほとんどが高機能と考えられる現在、情報と支援を必要としている潜在的な人数は大変多いと考えられます。 高橋さん親子の記録は、多くの困難を抱えた人たちに必ず希望を与えるに違いありません。 【編集担当からのおすすめ情報】 高橋さんが実際にT君に行ってきたさまざまな実践を豊富に収録しました。 3歳直前の「やりとり遊び」、8歳のころの「自然な会話への支援」、12歳のころの「子どもの集団で相談するときのコミュニケーションへの支援」をはじめ、家庭でできる1歳からのソーシャル・スキル援助の実際など、問題を抱えたお子さんを育てているご家庭ですぐに応用できる資料ばかりです。 また、子ども本来の力をいかに上手に育てていけるか、という視点で見ると、ふつうの子育てにも大変参考になります♪ 金沢大学子どものこころの発達研究センターHPでも紹介されています。 http://kodomokokoro.w3.kanazawa-u.ac.jp/
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