無理ゲー社会

小学館新書

橘 玲

2021年7月29日

小学館

924円(税込)

人文・思想・社会 / 新書

人生の攻略難易度はここまで上がった。 〈きらびやかな世界のなかで、「社会的・経済的に成功し、評判と性愛を獲得する」という困難なゲーム(無理ゲー)をたった一人で攻略しなければならない。これが「自分らしく生きる」リベラルな社会のルールだ〉(本書より) 才能ある者にとってはユートピア、それ以外にとってはディストピア。誰もが「知能と努力」によって成功できるメリトクラシー社会では、知能格差が経済格差に直結する。遺伝ガチャで人生は決まるのか? 絶望の先になにがあるのか? はたして「自由で公正なユートピア」は実現可能なのか──。 13万部を超えるベストセラー『上級国民/下級国民』で現代社会のリアルな分断を描いた著者が、知能格差のタブーに踏み込み、リベラルな社会の「残酷な構造」を解き明かす衝撃作。

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(49

starstarstar
star
3.65

読みたい

31

未読

13

読書中

10

既読

164

未指定

147

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー (3)

Readeeユーザー

富による格差が改善されたら

starstarstarstar
star
4.5 2021年10月10日

お金は分配出来るが能力は分配出来ない

全部を表示

Readeeユーザー

富による格差が改善されたら

starstarstarstar
star
4.5 2022年07月31日

お金は分配出来るが能力は分配出来ない

全部を表示

Readeeユーザー

残酷なリベラル社会

starstarstar
star
3.3 2022年01月04日

世界的なリベラル化が著しく進み、同時に資本主義の歪みが顕在化し、デジタルとAIが社会構造を激しく変えている現在、そこに適応して「自分らしく」生きられる人には天国だがそうでない人にはディストピアな現代社会。その歪みがだんだん進み社会が変質していくのが気味悪いがもはやそういう世界で生きていくしかないだろう。しかし人間は所詮人間、どんなに環境が変わっても結局大して賢くはなれないのでそれも認識することも重要だろう。

全部を表示
Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください