無知の死

これを理解すれば「善き死」につながる

小学館新書

島田 裕巳

2021年9月30日

小学館

946円(税込)

人文・思想・社会 / 新書

死は誰にでも平等に訪れるものである。しかし、その本質を知らないから異常なくらい死を恐れる。意外に、私たちは人の死について知らない。多くの人がどのように死んでいくのか。そして、自分が将来においてどういう形で死ぬのかが分かっていないのだ。それを知ることは、無知から解き放たれる第一歩である。死にまつわる問題を考えていく上で、その一歩を踏み出すことの意味は限りなく大きい。「善き死」とは何か。超長寿社会となった現代は、それをじっくりと考える時間的な余裕を与えてくれているはずなのである。

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