報復刑 自選傑作集

ビッグ コミックス

トータス 杉村

2021年6月30日

小学館

650円(税込)

漫画(コミック)

痛みには痛みを。遺族の心の叫びを聞け! 死刑制度が廃止され、その代わりに被害者遺族が直接、加害者に手を下す「報復刑」が制定された近未来の日本を舞台に、愛する者を理不尽に失った遺族が、憎き犯人と対峙するクライムヒューマンドラマ! デジタルコミックスで配信中の大人気表題作の中から、自選傑作集としてセレクトされた作品は以下のとおり。 ▼「父親」 行きずりの強盗殺人。犯した罪の重みに煩悶し、反省の手紙を送り続ける18歳少年に、ささやかな家族との幸せを失った遺族が突きつけた判断は!? ▼「血の反抗」 母を含む5人の親族を次々と拷問の上、殺害したのは実の父だった。忌まわしき凶悪殺人鬼を相手に、同じ血を受け継ぐ息子は手を下せるのか! ▼「希望の味」 何ひとつ光の見えない下流人生。こんな生き地獄死んだ方がマシだ! 自らの境遇に絶望して自暴自棄の犯人が獄中で初めて知る生きる喜び!? ▼「父の手」 娘が大好きと言ってくれた大きな手。最愛の我が子の温もりを受け止め続けたその手で、レイプ殺人鬼の首を力の限り絞める父の胸に去来するものは…。 ▼「タイムリミット」 残された余命は半年。法の隙間を巧妙につき時間切れに持ち込んで執行逃れを目論む犯人に、遺族は最後の力を振り絞り…!? 【編集担当からのおすすめ情報】 作者が独力でWebとアプリで作品公開、100万人以上の閲覧を経て、WEBコミックサイト「eBigComic4」で連載中の人気作、待望のコミックス化です。 犯罪の厳罰化が進む昨今、遺族の処罰感情や心の葛藤に踏み込んだ作品です。国家ではなく、自らの手で無念を晴らす。究極の刑罰は、それを行う者にも凄絶な傷を負わせます。報復する者、される者。悲劇の末に起こる数々のドラマに込められた問題提起。ぜひご一読下さい。

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