ねじまき鳥クロニクル 第3部
鳥刺し男編
新潮文庫 むー5-13 新潮文庫
村上 春樹
2010年4月30日
新潮社
1,100円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
猫は戻り、涸れた井戸に水が溢れ、綿谷昇との対決が迫る。壮烈な終焉を迎える完結編。
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(無題)
再読。高校生ぶり? わけがわからないけどもやっぱり面白い。 記憶に鮮烈に残っていた皮剥ぎシーン、何の本だったかなと長らく思い出せなかったのだがなんとねじまき島クロニクルだった。旧友に再会できた気分。(そんないいシーンじゃないけど)嬉しい。 主人公岡田亨(オカダトオル)は、妻、クミコが突如失踪したことをきっかけに不可思議な因縁に巻き込まれていくーーというのがあらすじにはなるかもしれないが、物語の筋はもっと錯綜していて全体が掴みにくい。加納マルタ・クレタ姉妹、間宮中尉、笠原メイ、赤坂ナツメグ・シナモン親子、そして綿谷ノボル。個性豊かな登場人物が脈絡なく登場し好き勝手に喋って去っていく。我々読者は主人公と同様に途方に暮れてしまう。意味がわからないのに続きが気になって仕方がない、そんな気持ちになるのは村上春樹の本だけだな。 「特別感」のあるキャラが好きなので、フツーの男っぽいオカダトオルが顔にできた痣をきっかけにナツメグに後継者として見出され、欲しいものを金ですべて手に入れていくあたりが一番興奮した。最後にはクミコを取り戻しているし、主人公はなかなか魅力的。そのほかでいくとシナモン。かっこいい。 途中牛河が出てきてびっくりした。完全に忘れていた。1Q84のときの牛河さんの運命がよく思い出せないんだが殺されたんじゃなかったっけな…?他の本にも出てきていたりするのかな。
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