世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上巻)
新潮文庫 新潮文庫
村上 春樹
2010年4月30日
新潮社
935円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
高い壁に囲まれ、外界との接触がまるでない街で、そこに住む一角獣たちの頭骨から夢を読んで暮らす〈僕〉の物語、“世界の終り”。老科学者により意識の核に或る思考回路を組み込まれた〈私〉が、その回路に隠された秘密を巡って活躍する“ハードボイルド・ワンダーランド”。静寂な幻想世界と波瀾万丈の冒険活劇の二つの物語が同時進行して織りなす、村上春樹の不思議の国。
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(無題)
starstarstar 3.0 2023年07月18日
・疲れるってどういうことかしら。
感情のいろいろなセクションが不明確になるんだ。自己に対する憐憫、他者に対する怒り、他者に対する憐憫、自己に対する怒り。そういうものさ。
・世界のなりたちかたを変えることはできない。水は逆に流れたりはしないものだ。
・木を眺めるのは好き?暇があると木の下に座って、幹に触ったり枝を見上げたりしながら、何時間もぼんやりしているの。
・この世界は誰もひとりぼっちになることなんてできない。みんな少しずつつながっているんだ。
でも愛というものがなければ、世界は存在ないのと同じよ。愛がなければ、そんな世界は窓の外を通り過ぎていく風と同じよ。手を触れることもできなければ、匂いを嗅ぐこともできないのよ。
話の設定は面白いが、世界の終わりでの出来事とハードボイルドの出来事がどのように混じり合うのかがわからない。
主人公の中核の無意識の世界が、世界の終わりの出来事であり、
その世界で影を無くす=心を無くしたら、退廃的に性格になり死に陥るのだろうか。世界の終わりは、世界中の人々が心を失った世界になるということなんだろうか。
上巻だけでは、自分の理解力が無いせいでなんとも言えない読後感。
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(無題)
starstarstar 3.0 2023年07月04日
・疲れるってどういうことかしら。
感情のいろいろなセクションが不明確になるんだ。自己に対する憐憫、他者に対する怒り、他者に対する憐憫、自己に対する怒り。そういうものさ。
・世界のなりたちかたを変えることはできない。水は逆に流れたりはしないものだ。
・木を眺めるのは好き?暇があると木の下に座って、幹に触ったり枝を見上げたりしながら、何時間もぼんやりしているの。
この世界は誰もひとりぼっちになることなんてできない。みんな少しずつつながっているんだ。
でも愛というものがなければ、世界は存在ないのと同じよ。愛がなければ、そんな世界は窓の外を通り過ぎていく風と同じよ。手を触れることもできなければ、匂いを嗅ぐこともできないのよ。
話の設定は面白いが、世界の終わりでの出来事とハードボイルドの出来事がどのように混じり合うのかがわからない。
主人公の中核の無意識の世界が、世界の終わりの出来事であり、
その世界で影を無くす=心を無くしたら、退廃的に性格になり死に陥るのだろうか。世界の終わりは、世界中の人々が心を失った世界になるということなんだろうか。
上巻だけでは、自分の理解力が無いせいでなんとも言えない読後感。
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