騎士団長殺し
第2部 遷ろうメタファー編(下)
新潮文庫
村上 春樹
2019年3月28日
新潮社
693円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
「簡単なことだ。あたしを殺せばよろしい」と騎士団長は言った。「彼」が犠牲を払い、「私」が試練を受けるのだ。だが姿を消した少女の行方は……。「私」と少女は、ふたたび出会えるのか。暗い地下迷路を進み、「顔のない男」に肖像画を描くよう迫られる画家。はたして古い祠から開いた世界の輪を閉じることはできるのか。「君はそれを信じたほうがいい」── 物語は希望と恩寵の扉へ向かう。
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信じる力
starstarstarstarstar 5.0 2023年06月14日
「現実を大きく変えたい」と思うことと、「現実を変えるんだ!」という心が定まった祈りの違いをうまく説明すると、この『騎士団長殺し』になるのではないだろうか。
自身が自分の外側に存在する現実を変えていくということ。
そして自身は目には見えない作用に囲まれながら、時にはその目に見えない作用に無力になり、時にはその見えない作用にあらがい現実をダイナミックに変えていける。
本著作で最後に語られた、主人公が語った居心地の悪い現実で強く生き抜ける答えに気づく。これは今までの村上春樹作品には無かった答えだ。
ちょうど読了し最後の箇所を読んだのが、東日本大地震の月命日、9月11日。
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信じる力
starstarstarstarstar 5.0 2019年09月11日
「現実を大きく変えたい」と思うことと、「現実を変えるんだ!」という心が定まった祈りの違いをうまく説明すると、この『騎士団長殺し』になるのではないだろうか。
自身が自分の外側に存在する現実を変えていくということ。
そして自身は目には見えない作用に囲まれながら、時にはその目に見えない作用に無力になり、時にはその見えない作用にあらがい現実をダイナミックに変えていける。
本著作で最後に語られた、主人公が語った居心地の悪い現実で強く生き抜ける答えに気づく。これは今までの村上春樹作品には無かった答えだ。
ちょうど読了し最後の箇所を読んだのが、東日本大地震の月命日、9月11日。
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